Web標準規格とメリット

Web を構成する根本的な標準規格が3つが存在する。

  1. Uniform Resource Identifier (URI)は、WebページのようなWeb上の資源を参照するための汎用のシステムである。
  2. Hypertext Transfer Protocol (HTTP) は、ブラウザとサーバの通信方法を指定したものである。
  3. HyperText Markup Language (HTML) は、ハイパーテキスト文書の構造と内容を定義している。



WWWで使われる技術は、従来RFCにより標準化されてきたが、現在は非営利組織であるWorld Wide Web Consortium (W3C) によって標準化が進められている。現在、バーナーズ=リーは W3C を指導する立場である。W3Cは上記を含めた様々な標準を開発・保守し、Web上のコンピュータが様々な形態の情報を格納してやりとりできるよう尽力している。

Web標準使用のメリット

メリットを簡単に述べると次のようになります。

コードが少なくなることで、ページが高速表示されます。また、コードが少なくなると、サーバの空き容量が大きくなり、結果的にサーバスペースとバンド幅に必要なお金が少なくて済みます。

  • コンテンツと表示の分離の拡大

CSSを使用してサイトのデザインをコントロールすることで、更新やデザイン変更が簡単になります。たった1つのスタイルシートを更新するだけで、サイト全体を即座に変更できます。

Web標準により、最大数のブラウザやデバイスを利用できます。コンテンツはどんなプラウザ、携帯電話、PDAでも、あるいはそれらで支援ソフトウェアを使用して簡単に読むことができます。

Web標準を使用してページを作成することにより、将来も確実に読むことができます。



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